薬剤師の波波です。
「四半世紀ぶりの強さ」という名に恥じない被害をもたらしている台風21号。
波波の勤める薬局でも雨漏りしたり、駐車場の屋根の上に室外機が落ちていたり、道路挟んで向かい側の看板が飛んできていたり、と色々と大変でした。
にも関わらず!当薬局は営業していました。最終的には2時間早く閉店しましたけどね。
四半世紀ぶりの勢力を誇る台風が直撃すると分かっていたにも関わらず!営業していました。
理由は「近隣の病院が開いている」から。
・・・言っていいですか?
病院も薬局も台風のときくらい閉めなさい!!!
暴風警報が出たら閉めなさい!!!
暴風警報とは・・・暴風によって、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報(気象庁予報用語)
ハイ、重大な災害が起こるかも知れないわけですよ。
ちょっとね、皆さん暴風警報を軽く見ている気がするんですよね。とっても危険なのに。
えーっとですね、病院・薬局が開いていると患者さん来るんですよ。暴風警報の中を。
実際、当薬局にも来られました。急ぎ必要な薬でもないのに来られました。
暴風で何が飛んでくるか・落ちてくるか分からない中、来られました。
私の個人的考えですが、台風が来ると分かっている・暴風警報が出ているならば病院・薬局は閉める、という決まりを作っておくべきだと思うのです。
閉まっている、と事前に分かっていれば、必然的に患者さんは台風が過ぎ去るか暴風警報が解除されるまで通院や薬を求めて外出することは無くなるでしょう。そうすれば、少なくとも飛来物による事故のリスクはグーンと下がりますよね。
避けられるリスクがあるならば、皆で一致団結して避ける方向に進むべきだと思うのです。
患者さんだけでなく、医療機関スタッフの安全も確保できますね。
これを言うと、「緊急な時に困るじゃないか」と言われると思います。
落ち着いて下さい。
その「緊急な時」は事前に回避できませんか?
手持ちの薬が足りなさそう・常備薬が無いということであれば、早めに受診する・薬局で薬を買っておく、など出来ますよね。
「こんな場合はどうすればいいですか?」と医師に相談しておくのも良いでしょう。
対応可能な自治体は限られますが「#7119(緊急相談ダイヤル)」というものがありますので、携帯電話の電話帳に入れておきましょう。
「#7119」以外でも、各自治台で緊急相談窓口を設けているところはありますので、予め確認しておいて下さい。
事前準備でもどうにもならない緊急事態であれば、これまた何か言われそうですが、救急車を呼んで良いケースになるのではないか、と思います。
とにかく、警報が出るような事態であれば「外出すること事態がリスクを伴う」という認識を持っていただきたいのです。
と、言うわけで
「台風なので薬局閉めますね」
が当たり前になる社会になれば良いなぁと考えております。
ご協力の程、何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m
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