薬を他人にあげないで!【薬と健康の週間】


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薬剤師の波波です。

今年もやってきました薬と健康の週間」。
薬局には薬剤師会からポスターやら何やら届いていることかと思います。

しかし薬剤師以外の認知度としては、「何それ?」という方が多いと思います。
「薬と健康の週間」とは・・・?教えて厚労省!

「薬と健康の週間」は、医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ポスターなどを用いて積極的な啓発活動を行う週間です。

厚生労働省HPより

ハイ、という訳で至ってシンプルですね。
でも「積極的な啓発活動」って実際どの程度行えているんでしょうか。
ポスターを貼ることが積極的とは私個人としては思えないんですよね・・・まぁその辺の取り組みに関する愚痴は置いといて、波波は折角ブログを書いている訳ですから「積極的に」啓発活動とやらをやってみたいと思います。

タイトルにも書きましたが、「薬を他人(家族含む)にあげないで!」というテーマにしてみました。
ここで言う「薬」は、「病院内で貰う薬・処方箋を元に薬局で貰う薬(以下『処方薬』と略します)」を指すものとして読んで下さい。
もちろん市販薬もホイホイ他人にあげないで下さいね

副作用被害が生じた時にお金が貰えない

なぜ処方薬を他人にあげてはいけないのか、という事を考える時、波波は一番に「副作用被害」を理由に挙げます。

「副作用被害救済制度」をご存知でしょうか?

適正に処方された処方薬を適正に使用した時、重い副作用が生じた場合には救済費用が得られるというものです。
例えば、生命保険に加入していれば入院した時や重い病気になった時に保険金が貰えますよね。副作用被害救済制度も同じようなものと考えて下さい。
生命保険の場合は掛け金が必要ですが、副作用被害救済制度の場合は「適正な処方&適正な使用」が掛け金代わりになります。

「適正な処方」は医療者サイドの話ですので説明は省きます。
では「適正な使用」とは?何も難しい話ではありません。
処方薬を貰った本人が医師の指示した飲み方・使い方を守ること、です。簡単でしょう?

では、処方薬を他人にあげた場合はどうなるでしょうか?
「処方薬を貰った本人」では無いため、医師の指示通り服用・使用しても「適正な使用」には該当しません。
つまり、他人から貰った処方薬で入院が必要になったり、後遺症が残るような重い副作用が生じた時、副作用被害救済制度による費用面での救済は絶対にありません。

「あなた」が「あなたの処方薬」を「他人」にあげた結果、「他人」に重い副作用が生じた時、「あなた」は責任を取れますか?

違法行為になる~向精神薬~

もう一つ、他人に薬をあげないで欲しい理由として「違法行為になる」場合があるからです。
精神安定剤や睡眠導入剤(一部除く)などの「向精神薬」を他人にあげると、「麻薬及び向精神薬取締法」違反となります。
違法なので逮捕されます。

「最近眠れなくてね~」
「じゃあ私が飲んでる眠剤(向精神薬)あげるから試しに飲んでみなよ!」

ハイOUT!違法です。
まぁこの程度であれば即逮捕は無いでしょうけど、悪質なものは普通に逮捕されます。
悪質というのは、初めから他人にあげる・販売する目的で向精神薬を溜め込んでいる、というようなケースです。

波波が利用しているTwitterでも、この悪質なケースは簡単に見つかります。
多分ですけど「自分は捕まらない」とタカをくくっているんでしょうね。

ちなみに波波は時々Twitterを巡回しては下記リンクから通報しています。

インターネットホットライン通報センター

「#(ハッシュタグ)◯◯(薬品名)」で検索するとゴソッとヒットします。
宜しければご協力をお願い致します。

まとめ

医師から処方された薬は「あなた本人だけのもの」です。
安易に他人にあげようとすると、前述したリスクに関わります。
どうか処方薬の適正な使用を心がけて下さい。

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。

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