第51回日本薬剤師会学術大会in金沢 参加レポート


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薬剤師の波波です。

9/23-9-24の2日間、金沢にて第51回日本薬剤師会学術大会が開催されました。
波波は初日9/23に大阪から弾丸日帰りツアーで参加してきました!疲れた!

日頃ツイッターで仲良くさせてもらったり勉強させてもらっている先生方と実際にお会いしたり、恩師に再会できたりと勉強以外でも大変充実した1日でした。

見てきたこと、学んだことを備忘録代わりにまとめていきます。
よろしければご一読くださいませ!

企業ブースを見てきました

最新の機械が大好きな波波がまず足を運んだのが企業ブース。
全国から薬剤師や病院・薬局関係者が集まるということで企業にとってもビジネスチャンス。大変な賑わいでした。

FUJIFILMの一包化監査支援システム「PROOFIT 1D」

一包化をガンガンやっている薬局や病院なら是非是非欲しいと思うであろう一包化監査装置。
実際すごい人だかりでしたし、現場解説をムービー撮影してTwitterに投稿したら反響が大きかったです。

一包化監査装置自体はユヤマやTOSHOなど既に製品を出しているジャンルな訳ですが、FUJIFILM製品は画像の鮮明な読み込み・表示という点で強みを見出しているようでした。実際に見てましたが超キレイなんですよ・・・。
・1包あたり約2秒で読み取り監査
・カプセルや刻印無しの薬品は「色」「サイズ」で識別
・半錠は初め弾かれるものの、データと紐づけて監査が可能になる
などなど肝心の監査面も他者に引けを取らない、という印象でした。
レセコンは「えむいーしっぷ(?)」に対応していれば、どこのメーカーでも問題ないそうです。

デメリットもあります。
・両面透明の分包紙じゃないと無理(白帯も不可)
・分包紙への印字は白黒ラベルシールで行われる⇨用法ごとの色分けは出来ない
波波の勤める薬局では老人ホームへ届けるお薬を調剤しており、色分けは必須。今使っているユヤマの自動分包機は3色カラー印字が可能なので、仮にFUJIFILM製品を取り入れるとなるとマジックで線引きする、という作業が増えてしまいます。1歩最先端に進むのに、1歩アナログに戻る、という・・・。でも言い換えればFUJIFILM製品がカラー印字できるようになれば敵無し?になるかも知れませんね。

全自動分包機を導入していても全てカセットから、という訳にはいかないので、「全自動分包機x一包化監査装置」を組み合わせれば、一包化監査業務から薬剤師の手は完全に離れそうです。
ちなみにお値段(実売価格)は平成29年度の薬剤師平均年収と同じくらいだそうです。ググってみてください。

ランチョンセミナー「てんかんの最新治療」

波波もてんかん患者の一人なので興味があり聴講してきました。
てんかん治療に関しては、聴講内容含めしっかり勉強した上で別記事にまとめたいと思います。
こんな話が有りましたよーということでTwitterから引用。

大学で勉強したときと単語が変わっている!Σ(゚Д゚)
分かりやすくなったような、言葉遊びにも思えるような・・・。

ポスター発表

・P-17-13 認知症サポーター薬剤師として貢献した地域活動について

認知症サポーターとは

『認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに取り組んでいます。
認知症サポーター養成講座は、地域住民、金融機関やスーパーマーケットの従業員、小、中、高等学校の生徒など様々な方に受講いただいています。』

地域住民の健康に関わっていく薬局薬剤師と「認知症サポーター」、考えるだけでも親和性がとても高そうですよね。
実際に認知症サポーターとなった薬剤師が依頼を受け、非医療関係者の認知症サポーター向けに講習会を行った結果として、処方箋を持たない来局者の増加や医師との連携が生まれるなど経営面でのプラスにも繋がったそうです。
波波の勤める地域も高齢者率が高いので、とてもニーズがありそうです。まずは認知症サポーターの講習を受けるところから始めてみようと思います。考えるより先に動くべし。

・P-20-11 補中益気湯の処方解析~甘温除大熱と処方中の柴胡について~

漢方に暗い薬剤師でも知らない人は居ないであろう補中益気湯について、とことん解析・考察されたもの。柴胡の使い方が他の漢方とは異なる点で特徴的だそうです。
補中益気湯というと夏バテとか気力が無い時?という漠然としたイメージでしたが、ばっちりハマるのは「胃腸虚弱で神経質な者の、疲労を伴う発熱性炎症性疾患」という結論に至っております。ストレスが溜まるとコンコン咳が出る方に良いらしいです。ハマりすぎて便秘する場合は適宜量を調整しましょう。
漢方は波波にとって深淵のごとく未知の世界すぎるので、漢方ブログなど参考にしつつ勉強していきます。

・ P-22-01 保険薬局にて調剤前に聞き取った患者情報を集計した結果報~症状チェックシートを用いた「薬を飲み始めてからの体調変化」~

オリジナルの症状チェックシート(めまい、痒み、むくみetc)を調剤の待ち時間中に患者さんに記入してもらったところ、体調変化の聴取量(率)がアップしたとのこと。
薬効分類別に聴取した各種体調変化の数と、その体調変化が薬理作用に起因するものであるかどうかまで検討されていました。
患者さんに能動的に自分自身の身体のことを考えてもらうことで、患者さんの健康意識も変わってきそうですね。チェックシートさえ作成すれば運用可能、かつ調剤待ち時間を利用することで投薬時の聞き取りも短縮できる&より踏み込んだ服薬指導が出来る、という素晴らしい取り組み。
波波も真似してチェックシート作って実践してみたいので、店舗の皆さんと相談する予定です。

P-22-05 錠剤監査装置導入による薬剤師のストレス軽減の検証

タカゾノの「ATTELNO(アテルノ)」を計数監査に導入することで、監査スピードをアップさせつつ、「薬が足りないんだけど!」みたいな患者さんからの問い合わせ対応のストレスが軽減されたというもの。
このアテルノの凄いところは、ピッキングしたPTPシートの束をバーコード読み込み⇨トレーに乗せるだけで重量から数量の確認ができるというところ。トレーのゼロ点合わせは自動で行われるので、とてもスピーディーにPTP計数監査が進むそう。
欲しい!費用は40万円/年だそうです。外来患者さんの計数監査が監査業務の大半を閉めるのであれば是非導入すべき!と思いました。
ただ、ジェネリックで重量誤差が大きい場合に1錠単位での読み取りエラーが生じたり、大雨の日にエラーが頻発したり、とまだ製品として改善の余地はあるそうです。

・P-22-09 インターネット上に氾濫する不適切な医療情報に対し、薬剤師がブログやSNSの発信でできること

P-22-09 立てよ薬剤師ポスター[1]

ツイッタラー薬剤師はご存知、2017年に行われた「立てよ!薬剤師」イベントについて。インターネット上に溢れる信憑性のない情報やデマが台頭する中、薬剤師による情報発信の重要性を説いたものです。
あまりの大盛況っぷりで、fizz先生にササッとご挨拶だけして身を引いてきました。もっとお話したかったのですが、まぁTwitterありますし。というかリアルでは初対面だった訳ですが、初対面感ゼロでした。fizz先生はお顔出しされてるので当然っちゃあ当然ですが、やくちち先生とも「あ、どうもお久しぶりですー」みたいない感じで。とても不思議な空間でした。

・P-22-20 腎機能検査値研修参加による薬剤師の疑義照会に対する心理的変化の考察

CKD診療ガイドを元に作成した症例にて研修会を行った結果、処方箋に記載された検査値データを元に腎機能を評価できる&疑義照会できる、という比率がギューンと上昇しました、という取り組み。
腎機能大事!という意識はあるけれど、それを正しく評価して疑義照会にまで繋げられるかというと、波波も自信は中々持てないんですよね。仮に私が頑張って勉強して出来るようになったとしても、薬局には複数の薬剤師がいるわけですから、そこに温度差があっても薬局全体として上手く機能しません。というところで研修会を実施されて、薬局全体としての能力底上げを図った訳ですね。
これも是非取り入れたいなーと思うわけですが、音頭を取るとなると・・・勉強しまーす!

・P-23-06 保険薬局における災害時アクションカードの作成と訓練の実施~災害時にあわてずに行動できる薬剤師を目指して~

「リーダー」「情報収集係」「被災状況確認係」「医薬品在庫状況確認係」「誘導係」「記録係」「近隣医療機関との連絡係」「守衛係」の8つのアクションカードを作成、各係のカードには具体的に何を行うかが明記されています。
被災というパニック状況において冷静に行動できるように、事前に役割と行動を決めておこう、というもの。
これも是非是非取り入れたいので参考にして作成してみようかと思います。作成したら当ブログで公開すれば拡散できて便利かも?

感想

今学会では、これまでと違ってポスター閲覧に重きを置いてみました。単純に移動が面倒くさいというのもありましたが・・・。でも記事に書いたこと以外でも、勉強になることが沢山ありましたので閲覧してよかったなーと思います。
心残りは日帰りツアーを選択したことで夜の学会に参加できなかったこと・・!来年は早めにホテル押さえてリベンジに臨みたいとボンヤリ考えております。
最期までお読み頂き誠にありがとうございますm(_ _)m

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