分包するだけじゃない?~一包化も千差万別~


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薬剤師の波波です。

一包化の算定要件について、10年も前に出ているQ&Aがどの程度周知されているのかな?と、ふと疑問に思い記事にしてみました。
「知ってるよ~」という先生方は読まなくてOKです!
剤がどうのこうの基本的なことは割愛しますので、ご存じない方はググって下さい。

一包化って何?

非医療関係者向けにザックリ説明します。
「薬を飲み忘れちゃう」「手が不自由でお薬が取り出しにくい」
そんな患者さん向けに「朝の薬」「昼の薬」「夕の薬」「寝る前の薬」という具合に飲むタイミング毎に複数のお薬を1回分ずつ袋に包む有料サービス、それが「一包化(いっぽうか)」です。
説明終わり!

ホチキスやテープで「一包化」

では本題に移ります。
まぁQ&A読んで頂ければ、それでお終いなんですけどね。

平成 20 年度調剤報酬改定等に関するQ&A

Q5.1 剤で 3 種類の内服用固形剤を一包化するよう指示された処方せんにおいて、
患者の服薬及び服用する薬剤の識別を容易にすること等の観点から、錠剤と散剤
を別々に一包化した場合等であっても、一包化薬を算定して差し支えないか。

A. 別々にしたもの同士をテープや輪ゴムでまとめるなど、一包化薬の目的(薬剤
の飲み忘れや飲み誤りの防止、または、薬剤を直接の被包から取り出すことが困
難な患者への配慮)を十分踏まえた調剤が行われていれば、算定しても差し支え
ない。

注目するのは「別々にしたもの同士をテープや輪ゴムでまとめるなど」という一文。
つまり、必ずしも1包に全部詰め込まなければいけない、という訳ではないんですね。
別々なものを1回分毎にテープやホチキスでくっつけたり輪ゴムでまとめれば、それは「一包化」になるのです。

Q&Aでは錠剤一包化+散剤の事例ですが、他にも色々なパターンが考えられます。

・錠剤一包化に散剤分包品をくっつける
おそらく最も多いパターン。分包品をホチキスやテープで留めればOKです。

・錠剤一包化にPTPシートをくっつける
一包化不可あるいは一包化不適の薬品はPTPシートのまま留めればOK。
ただし、患者さんがPTPシートから薬を取り出せることが前提です。

・空包にPTPシートをくっつける
「飲み忘れは防ぎたいけど、何の薬かPTPシートで分かるようにして欲しい」なんて患者さん用。
薬の数によっては普通の一包化より手間がかかり、作業者は地獄を見ることになりますが・・・。

まとめ

とまぁこんな感じで患者さんの服用薬や要望によっては、「ひとまとめに分包する」以外の方法でも一包化の算定要件を満たしていれば良いのです。
一包化は大変な作業ですので、対価はキチンと戴きましょう。

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