薬剤師賠償責任保険 加入のススメ


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薬剤師の波波です。

2017年9月、京都大学医学部附属病院にて薬剤師2名がセレンを誤って処方の1000倍濃度で調剤し、投与された患者が死亡するという痛ましい事故がありました。
そして2018年7月23日、調剤ミスを起こした薬剤師2名が業務上過失致死の容疑で書類送検されました。
おそらく民事では多額の損害賠償請求が行われるのではないでしょうか。

そこで、今回は調剤ミスや患者宅での物損事故による賠償金請求から薬剤師を守ってくれる「薬剤師賠償責任保険」の紹介と、加入までの手続きを簡単に解説していきます。
既に加入している方はスルーして下さいね。

薬剤師賠償責任保険とは

薬剤師業務における偶然の事故によって、被害者に対して法律上の賠償責任を負うことにより被る損害に対して保険金が支払われる制度

薬剤師賠償責任保険には「薬局(開設者)契約」と「勤務者契約」の2つがあります。
事故を起こした薬剤師個人に対して賠償請求される場合に備え「勤務者契約」に加入しておきましょう。

勤務者契約

下記のような事故に対して、事故を起こした薬剤師個人が賠償請求された場合に補償対象となります。
・誤った量を調剤
・誤った用法用量を指示
・在宅訪問の際に患者宅の物品を破損 など

薬局(開設者)契約

管理薬剤師の場合、個人としてだけでなく監督者として賠償請求される可能性があります。
・従業員の調剤ミス
・店舗内での事故 など

ただし、開設者(個人・法人)がこの契約を結んでいる場合、管理薬剤師個人による薬局(開設者)契約は不要です。開設者が契約しているかどうか確認しておきましょう。1)公益社団法人 日本薬剤師会

保険料はいくらかかる?

参考までに、日本薬剤師会の勤務者契約(基本プラン)の場合、年間保険料は1,950円・補償限度額は1事故につき1.5億円となっています。

薬剤師賠償責任保険への加入方法

各種薬剤師会等の会員になる

都道府県の薬剤師会、日本薬剤師会日本病院薬剤師会日本保険薬局協会等の会員になることにより、薬剤師賠償責任保険へ加入することができます。
ただし、各種薬剤師会等の会費が別途必要となります。

民間の保険会社等を利用する

薬剤師会の会費を払いたくない、という方は民間の保険会社等を利用しましょう。

東京海上日動医療人材サービスの株式会社メディカル・コンシェルジュにて薬剤師賠償責任保険の取扱があります。

まとめ

私自身、今まで医療事故をどこか他人事と捉えており、薬剤師賠償責任保険に加入せずにいました。
しかし、薬剤師とて人間である以上、ヒューマンエラーは避けられません。
そのヒューマンエラーが患者に対して多大な被害を及ぼし、多額の賠償請求を受けてしまったら・・・
万が一に備え、私は薬剤師賠償責任保険に加入することにしました。
未加入の方、この記事を読んで保険の存在を知った方、ぜひ薬剤師賠償責任保険に加入しておきましょう。

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