疲れ目(眼精疲労)に効く市販目薬の選び方・オススメ製品


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こんにちは 薬剤師の波波です。

パソコン・スマートフォンの普及に伴い、疲れ目(以下、眼精疲労と書きます)は多くの方が経験したことがあるでしょう。波波も職業柄、目を酷使するので酷いときには頭痛を伴う眼精疲労に悩ませれています。そんなときは市販の疲れ目に効く目薬を使っているのですが、選び方にはとても注意が必要なのです。今回はその選び方とオススメ製品をご紹介します。

眼精疲労に使用する目薬の選び方①~「充血に効く」はダメ!~

まず1つ目のポイントとして、パッケージに大きく「充血に効く」と書かれている製品は避けましょう。有効成分欄を見てもらうと、まず間違いなく「血管収縮剤」に分類される成分である「ナファゾリン」「テトラヒドロゾリン」「フェニレフリン」のいずれかが含まれているはずです。血管はゴムホースのように弾力があり、状況に応じて拡がったり縮んだりします。白目の血管が拡がった状態が「充血」です。「ナファゾリン」「テトラヒドロゾリン」「フェニレフリン」これら血管収縮剤は無理やり血管を縮めることによって充血を抑えます。

「リバウンド」の可能性

※「点眼薬にてリバウンドが生じる」という記載をしておりましたが、ご指摘頂きまして訂正・加筆を行いました。勉強不足にて不適切な表現となってしまい申し訳ございません※

血管収縮剤は点鼻薬にも使用されており、鼻づまりによく効きます。鼻づまりは鼻粘膜の血管が拡がって生じるので、拡がった血管を縮めてあげれば鼻づまりが治る、という訳です。ここで問題になってくるのが「リバウンド」という現象です。血管収縮剤の効果が切れると当然、血管は元通りに拡るので鼻づまりになります。点鼻→鼻づまり→点鼻→鼻づまり→…と繰り返し血管収縮剤を使用していくと、血管の拡がりが元より強くなり血管収縮剤を使っても縮まらなくなります。これが「リバウンド」です。リバウンドによる鼻づまりは薬剤性鼻炎と呼ばれ問題になっています。

目薬においても、点鼻薬と同様にリバウンドを起こしうることは十分考えられます。充血を治すはずが、実は充血の悪化に繋がっている可能性があるのです。

「可能性がある」という表現に留めたのは、今のところ(H.30.5.7時点)血管収縮剤の点眼においては「リバウンドが生じている」とは確定しておらず、「タキフィラキシー(速成耐性)を生じている」可能性も考えられているためです(下記リンク参照)。この点については、最新の情報が入りましたら随時更新致します。

https://www.reviewofophthalmology.com/article/vasoconstrictors-myths-and-realities

血流が悪くなる

血液は酸素や栄養をせっせと運ぶ重要な役割を果たしています。そこに血管収縮剤を使うと、血液の通り道が狭くなり血流が悪化、酸素や栄養を運びにくくなり眼精疲労の治りも悪くなってしまいます。血管収縮剤は邪魔でしかありません。

充血≠眼精疲労

そもそも眼精疲労があるからといって必ずしも目が充血する訳ではありませんよね。眼精疲労だけ治したいのに、血管収縮剤が一緒についてくることで、前述した「リバウンドの可能性」「血流悪化」というデメリットが生じてしまう、というのは迷惑この上ないです。しかし、残念ながら市販されている眼精疲労に効く目薬のほとんどに血管収縮剤は配合されているのです。

眼科医も警鐘を鳴らしている「血管収縮剤の濫用(らんよう)」

「市販」「目薬」「血管収縮剤」のキーワードで検索してみて下さい。沢山の眼科のホームページがヒットします。そのどれもが、血管収縮剤を含む市販目薬を安易に繰り返し使用しないよう、注意を促しているのです。日本の市販目薬は「とりあえず血管収縮剤を配合」していると見受けられるものが多数を占めています。充血がとれると「効いている」と目に見えて分かりやすく、リピーターになってくれる可能性が高い、と製薬メーカーが考えているからではないでしょうか。はっきり言って、血管収縮剤を安易に配合している製薬メーカーは消費者のことなど考えていないと思います。「如何に売れるか」それだけを考えて血管収縮剤を配合している製薬メーカーは多いことでしょう。

 

眼精疲労に使用する目薬の選び方②~防腐剤に注意!~

2つ目のポイントは防腐剤である「塩化ベンザルコニウム(ベンザルコニウム塩化物)」を添加しているかどうかです。これはソフトコンタクトレンズ・酸素透過性ハードコンタクトレンズを使用している方のみ注意して下さい。塩化ベンザルコニウムはコンタクトレンズに吸着することで角膜障害を起こす恐れがあります。「防腐剤フリー」と書かれた目薬か、成分欄に「塩化ベンザルコニウム」が含まれていないことを確認して下さい。

 

眼精疲労にオススメの市販目薬①

では上記2つのポイントを踏まえた上でオススメする眼精疲労用の市販目薬はというと…

「ロートビタ40α」(ロート製薬・)です!安くてコスパが良い!

https://product.rakuten.co.jp/product/-/06b53f7adba7dec76540477c19a2c2ed/

というかですね、波波の近所のドラッグストアには20種近い眼精疲労用の目薬が陳列されているんですが、「血管収縮剤を含まない」製品が「ロートビタ40α」以外無かったんです。なので、「オススメ!」と言うよりは「消去法」でロートビタ40αを選んでいるのです。血管収縮剤を含まないついでに塩化ベンザルコニウムも含みません。が、説明書には「ソフトコンタクトレンズを装着したまま使用不可」とあります。なんでだろう…。とりあえずソフトコンタクトレンズの方は、コンタクトを外して点眼し、5分以上開けてからコンタクトを装着するようにして下さい。

という訳で「ロートビタα40」をご紹介したのですが、他に血管収縮剤を含まない眼精疲労用の目薬があれば是非教えて下さい。本記事に追記させて頂きます。

※追記です。眼のプロ、視能訓練士の「うめさん」から情報提供頂きました!ありがとうございます!

眼精疲労にオススメの市販目薬②

ソフトサンティアひとみストレッチ(参天製薬)です!販売単位が1箱4本入り、1本あたり約300円とこちらも安価!

https://item.rakuten.co.jp/rakuten24/e401109h/

先に紹介したロートビタα40の欠点として「クロルフェニラミン」という痒み止めの成分が入っています。はっきり言って「眼精疲労用目薬には要らない」んです。その点、ソフトサンティアひとみストレッチの配合成分は眼精疲労対策のみ!更に、ソフトサンティアひとみストレッチは「ソフトコンタクトレンズ装着したまま使用可能」と明記!。更に更に、ロートビタα40は1本あたりの量が12mL と防腐剤フリーにしては多い(※防腐剤フリーの目薬は開封後の使用可能期間は10日間です)のに対し、ソフトサンティアひとみストレッチは1本あたり5mLなので無駄なく使用できる!ということで、ロートビタα40とソフトサンティアひとみストレッチを比較した場合、軍配は「ソフトサンティアひとみストレッチ」に上がりそうです。

 

更に!うめさんからは眼精疲労の根本的対策についてもご教授頂きましたのでご紹介致します(ほぼコピペですみません)。

眼精疲労の原因を取り除かないと目薬での対症療法では改善せず、さらに歳を取るごとに悪化する!

遠用矯正メガネで近方、特にスマホを20cmくらいの距離で見ると、ピント調節するために目がめちゃめちゃ頑張る→眼精疲労の症状が出る→ピント調節緊張で遠方が見えない→「目が悪くなった?!」と勘違いしてメガネの度数を強くする→近方に更に負担がかかる→…初めに戻る、という悪循環を起こすそうです。そもそも、成人したら近視が進むことは無いとのこと。

じゃあどうしたらいいの?→対策は以下3点!

  • 40歳を超えたらメガネの度数をどんどん弱くして近方を見るときの負担を減らす
  • 遠用・近用とメガネを使い分ける
  • スマホは出来るだけ離して見る

スマホを顔の目の前でジーッと見てる方、多いですよね~。波波は30cm離すよう心掛けていますが、気が付くとスマホが目の前に…ということがしょっちゅうあるので注意します。

 

この記事を読んで「目が疲れた~」という方は是非!眼精疲労の原因対策をご確認の上、「ソフトサンティアひとみストレッチ」をお試し下さい。

 

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2 件のコメント

  • はじめまして、救命士の空飯と言います。
    コチラの記事を見てロートビタ40αをアマゾンから購入しました。

    良い記事ありがとうございます。

    • 空飯さん

      はじめまして。
      コメント頂けて大変嬉しいです。心の底から嬉しいです!
      今後も皆様のお役に立てるような記事を書いていきたいと思います。
      ありがとうございました!

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